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遺言作成のポイント
遺言シリーズの第5回目です。今回は、遺言を作成する際のポイントと言われていることをご紹介します。
遺言の内容は人によってそれぞれ違ってくると思いますが、一般的に「このようなことに注意した方がいいですよ」という事柄です。
ポイントとしては、①お墓・先祖の祭祀の承継、②老親の扶養介護、③財産の相続、の三点に注意して遺言を残すことが大切だそうです。考えてみますと、戦前の旧民法の時代には「家督制度」というのがありましたからこれらの三点が一緒に考えられていたのです。
「家督を継ぐ」人がこれらの権利を取得し義務を引き受けていたのです。
しかし、戦後は現在の民法になって相続人は原則として平等であるとされたので、相続人間で紛争が起こることが多くなり、遺言の必要性が生じてきたと考えられます。
現在は、どうしても財産の承継だけに偏りがちですが、お墓を守ったり、親の面倒を見たりという義務を考慮して財産の承継を考えると、相続人間においても納得できる遺言となるのではないでしょうか。
遺言にはその他に自分の葬儀の方法や残された者への気持ちを綴ってもかまいません。
自分らしい遺言を書きたいものですね。